
WEBライターに求められることで一番大切なのは、「ジャンルに関係なく書ける」ということです。言ってみれば「翻訳家」や「通訳」のようなものだと思ってください。
ネット上に交錯する雑多な情報を、しっかり整理して、誰が読んでも分かりやすい文章に変えることが仕事です。
自分の頭の中にある引き出しだけで、決して良い文章は書けません。泉はいつか枯れてしまうものです。したがって、自分の主観を前面に押し出す紙媒体でのライティングスタイルと、情報を伝えるWEBライティングでは性質がまるで異なります。
◆目次
*情報のインプットは全てのライティングの基本です
WEBライターは、与えられたテーマに対して出来る限りの下調べを行います。全く経験のないジャンルでも、多くの情報を集めてまず「書き手」が全てを理解する必要があります。
完全に理解できていない状態で文章を書いても、間違った情報を伝える結果になってしまいます。
特にSSランクの医療案件などで提示されるソース(元情報)は書籍などの文献である場合が多く、しっかりとその文章を「読み込む」必要があります。
したがって、自分が与えられた「テーマ」に対してどこまでしっかりと情報を理解(インプット)出来るかがライターに必要な資質と言えます。
*情報のアウトプットに求められる「書き手」としてのスキル
さて全てを理解できた時点で、初めて自分が執筆しようとする記事の構成が決まります。
要するに「何を結論として書くのか」がこのタイミングで初めて決定されるわけです。
このタイミングでなければならない理由もあります。
ところが、慣れないライターの方ですとこの結論部分(我々はこれを着地点と呼んでいますが)をあいまいにしたまま書き始めてしまい、結果まとまりのない文章になってしまいます。
特に一つのサイトを丸ごと構成して記事を入れるためには、最初の時点でしっかりと「着地点」のブレがない構成をしておく必要があります。
「ブレがない文章」については改めて書きたいと思います。
さて話を戻しますが、例え東大の医学部出身のライターの方でも、上記のインプットは出来てもアウトプットが出来るか?というと必ずしもそうではありません。
情報のアウトプットの基本は
・中校生が読んでも理解できるほど分かりやすい文章
・記事の構成がしっかりしている(ブレがない)ので読みやすい
この二点です。したがっていくら頭の良い人でも、理解した情報を他人に伝えるのがうまくなければWEBライターとしての価値はありません。
また逆にどんなに「読みやすい」文章を書くライターでも、インプットの部分で理解力が欠けていれば「良い」文章にはなりません。
*上位ランクのライターほどバランスが取れている
もうお分かりかと思いますが、INとOUT、このバランス力に優れた人ほど優秀なWEBライターであると断言できます。
これは才能ではなく、仕事としてWEBライティングを学んでいけばほとんどの方に出来ることです。その為に必要なことは、しっかりとした指導を受けながら記事数を多くこなすことです。間違った癖が付かないように注意しましょう。
*いまWEBライターに求められる「SEOライティング」の知識
WEB業界は日々変化を続けています。それに伴い、ライターに求められるスキルも今まで以上に高くなってきています。これまでのように、ただクライアントから与えられた指示に従って書くだけのWEBライターでは、間違いなく対応できなくなるでしょう。
SEOや、コンテンツマーケティングなどで求められる「ライティングの本質」を学ばなければ、何も理解しないで記事を書いてしまうことになってしまいます。
SEOにおいて「キーワード」はとても大きな意味を持っています。何故、キーワードが重要なのかを理解できないWEBライターにスキルアップは望めません。
現在はユーザー(読み手)がどんな心理で、どんなキーワードを検索するのか、そこまで調べて記事構成をするスキルまで求められるようになってきています。そのため、書くだけのWEBライターの需要は今後一気に少なくなるでしょう。
SEOライティングに関しては別のコラムで詳しく説明していますが、
・キーワードプランナー
・グーグルサジェストキーワード
などのツールも使いこなせて、サイト構成もできるWEBライター、これをスキルアップのゴールとして設定できるようにしましょう。
そのためのノウハウもこのコラムで発信していきます。