
一般的に「在宅ワーク」という言葉からあなたはどのような仕事を想像されるでしょうか?一番連想しやすいのはよくテレビで見るような「内職」かもしれません。あるいは、あまりいいイメージの持たれていない「ネットビジネス」も自宅でできる仕事です。
決してネットビジネスを否定するものではありませんが、初期費用がかかるうえに実際にある程度の収入を稼ぐには相当のスキルが必要になってきます。全く未経験の一個人が取り組む仕事には向いているとは言えません。
小さなお子さんをお持ちの専業主婦の方であれば、現実的に外に出て仕事をすることはほぼ不可能でしょう。現実的に在宅作業で、ある程度の収入が期待できる「WEBライター」がそんなあなたには一番のオススメです。では具体的にどのような仕事で、どのくらいの収入が期待できるのかをご紹介しましょう。
◆目次
基本ルールさえ覚えれば素質はほとんど不要?
うちのような会社でも現在活躍されているライターは、ほとんどが未経験からのスタートでした。この仕事に関して言えば過去の経験や素質は一切不要です。またWEB上の文章を書くという特性から、雑誌など紙媒体でのライター経験がプラスになるようなことはそれほどありません。逆のケースの方が多いので、同じライティングでも求められるものは全く違う、ということは理解しておく必要があります。
*実際にWEBライターとして働くには何が必要でしょうか?
最低限必要になってくるのはPCだけです。ただしここで注意をしたいのは、ブラウジング機能しか付いていないタブレット(iPad等)では業務はできません。また、決してハイスペックなPCが必要というわけではありませんので、安い中古のもので十分です。また、基本的にあなたがWEBライターとして書いた記事は、メモ形式の「テキストファイル」とよばれるファイルで納品する場合がほとんどです。Macの場合、文字化けをしたりする可能性もありますので、初心者の方にはWindowsパソコンをオススメします。
仕事の性質からワードやエクセルも必要になるケースもありますので、Officeをインストールしておいた方が後々役立つでしょう。とはいっても Officeそのものは決して安くありませんので、そんな場合は互換性の高いkingofficeでも十分です。
実はこれ以外に、実際に準備するものは全くございません。当然初期費用も発生しませんので、その日から仕事を始めることが可能です。数年前と比較すると、WEBライターそのものの需要が大きく増えています。求人サイトなどで簡単に仕事を探すことができますし、検索窓に「WEBライタ- 求人」と入力するだけで選ぶのに困るほどの件数がヒットするでしょう。
全くの初心者であれば最初はあまり仕事を選ばずに「たくさんの記事を書く」ことから始めましょう。文章は、書けば書くほどあなた自身の中の「言葉の引き出し」が自然と増えていきます。この引き出しの数が、実はライターにとって将来的には収入を決める大きな生命線だということを、経験を重ねることで必ず実感するようになります。
*できればライティングを指導してくれる会社を選ぼう
全くの未経験で仕事を始めることは可能ですが、ふだんブログやSNSなどで発信している方でも、仕事で行うライティングは全く異なります。特にWEB上では細かな決まり事が存在します。マニュアル一つで簡単に覚えられるというわけでもありませんので、WEBライティングの指導を行ってくれる会社を選ぶようにしましょう。

▲”時給100円”ともサヨナラ
ライターに向いている・向いていないはあるのか

▲基本ルールさえマスターすれば誰にでもできます
この仕事をするのに、現在のあなたの属性や素質は一切関係ありません。年齢や性別、あるいは現在の職業などに全く関係なくできるのがWEBライティングの大きな特徴です。よく会社あてにくる質問で多いのが「どんな人がwebライターに向いているのか?」というものです。
答えはもうお分かりかと思いますが、極論でいえば「だれにでもできる仕事」がWEBライターの大きな特徴です。自宅でできる仕事ですので、唯一必要になってくるものは自己管理能力でしょう。働く時間は自由、何時間働くのかも決めるのはあなた自身です。この仕事を始めるのであれば、しっかりとした生活リズムを作るようにすることが肝心です。
仕事の内容そのものはそれほど難しいものではありません。あなた自身を管理してくれる人がいないので、ダラダラとした毎日にならないように最初から仕事をする時間を決めるなどして、オン・オフの切り替えはしっかり行いましょう。
初心者が3ヵ月で10万円の収入を手にするには?
具体的な収入の目標金額を設定して、そのゴールに至るまでのタイムフローを考えてみましょう。ここではWEBライターを始めて、「3カ月後に毎月10万円の収入」というゴール設定でのプロセスをご紹介します。
仕事を時給換算300円スタートから1,000円を目指す
*1カ月目
当然全くの未経験で始めるわけですから、最初の1か月は自分で研修期間と決めて、スピードよりも基礎的なことを体で覚える期間として設定します。最初は文章力が求められない、簡単なキーワード案件などで練習をしましょう。
ほとんどの場合このレベルでの相場は、おおよそ1文字0.3円程度ですので、500文字の記事を一つ書いて150円の収入だと思って下さい。たった500文字でも慣れないうちは1記事書くのに30分かかってもかまいません。
それでも、1時間に2記事ほど書くことができるでしょう。したがってこの時期のあなたの時給は300円になります。これはあくまで通過点の収入ですので、ここで仕事を投げ出すようなことはしないでください。最初は遅くて当たり前です。この段階で仕事そのものを投げ出してしまうケースが多いのは、「これだけしか稼げない」と決めつけてしまうからです。
*2カ月目
最初の月に少なくとも100記事は書くようにしましょう。文字数にしておよそ50,000文字程です。そのころには簡単なキーワード記事であれば執筆スピードは相当上がっているはずです。二カ月目に入ると、少なくとも1記事の執筆に20分もかからなくなっているはずです。
少し慣れてくると、今までよりも記事単価の高い案件も頼まれるようになりますので、このころには500文字で200円程度の記事も書けるようになるでしょう。そしてもし1時間で3記事(1記事20分)書けばこの時点でのあなたの時給は600円になります。前の月と比べてすでに倍になっています。
*3カ月目
もうこのころには、かなりの記事を書いていると思いますので、執筆スピードはもっと上がるでしょう。同じような案件をたくさんこなしていれば、500文字程度であれば1時間に5記事書くことができるようになっています。さらにこのころには、250円程度の記事単価になりますので、1時間で2,000文字書ければ、あなたの時給はもう1,000円に届きました。
この時給ベースで10万円の収入にするためには、時間にして100時間必要になります。1か月のトータルがこの時間数になればいいわけですから、あとは自分の都合に合わせたペース配分を考えましょう。

仮に 1か月の稼働日数が20日であれば1日5時間、25日なら4時間、これが 1日当たりに必要なライティングにあてる時間です。お子さんをお持ちの専業主婦の方でも、この10万円のハードルはそれほど低くないかもしれません。逆にライティングを専業にして「職業:WEBライター」を目指すのであれば、スキルアップを同時に行えば毎月30万円も決して不可能な数字ではありません。