ライターなら理解しておきたい「タイトル」の付け方と目的


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WEBライティングにおいて「記事タイトル」や「サイトタイトル」は大きな意味を持ちます。また記事そのものの使用目的(商品販売に誘導するサイトなのか、ユーザーに情報を与えるためのものか)によっても、適切なタイトルは異なってきます。

ただWEBライターである以上、タイトルを作るのも仕事ですので、記事を読んでもらうのに必要なことはしっかりと学んでおきましょう。

 覚えておきたいタイトルの種類と使い分け

 

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ネット上にはさまざまなタイトルがありますが、使用されるサイトや目的によって分類することができます。あなたが作ろうとしているタイトルも、効果的なものを考えるようにしましょう。

♦大きく分けるとタイトルは3種類に分類できます

・SEOタイトル

これは名前の通り、ユーザーがGoogleなどの検索サイトを経由してくることを前提としたタイトルです。したがってこのケースでは、タイトルに必ず特定のキーワードが使われていることが前提となります。
セールスレターやLP(ランディングページ)でのタイトルの付け方も、このSEOタイトルに分類されます。

ここで必要になってくるのはメインとなるキーワードと共起語、そしてターゲットの属性を組み合わせたものです。限られた文字数で必要な要素を盛り込むのは難しいかもしれませんが、不自然な日本語にならないよう気をつけましょう。キャッチコピーのセンスは求められませんので、実際にはそれほど難易度の高いものではありません。

タイトル作成例

1.メインキーワード  :電子レンジ

2.サジェスト(共起語):節約

3.ターゲット     :専業主婦

タイトルで使える文字数は決まっていますので、最初にこのようにターゲットの属性を特定して、入れるべき共起語を選んでおけば、あとはそれをつなげるだけです。するとこのようなタイトルができあがるでしょう。

タイトル例

『電子レンジのプチ節約で毎月5千円を貯金する方法』
できる限りメインとなるキーワードはタイトルの前半に使う方が効果的です

・煽り(あおり)タイトル

ここでのタイトルのパターンはいくつかあります。あおりと言っても、決して内容とマッチしていないタイトルや、裏付けのない情報発信はNGです。

必要なことは「ユーザーの常識を覆す」ような、当たり前だと思っていたことが実は違った、という驚きを与えることです。「Aだと思ったらBだった」、あるいは「起承転結」でいえば「転」の部分から作成してユーザーの興味を引くようなタイトルのことを言います。

これ以外にも、「今これをしないあなたはこうなってしまいます」など、ネガティブな結果からあおることで、それを回避する方法へ誘導する方法もあります。またユーザーの「優越感を刺激する」ようなテクニックもあおりタイトルです。

この逆で「相手の劣等感につけ込む」パターンもありますが、これは週刊誌などで政治家などのスキャンダルを書くときによく使われている手法です。WEBライティングでは第三者への誹謗中傷になるようなタイトル作りは絶対に避けるようにしましょう。

タイトル例

『育毛剤の使いすぎは危険!あなたの髪を3倍痛めることも』

『ダイエットをしてもあなたの体重は増え続ける!その理由』

『10日試しただけで-3キロ!サプリ以外がもたらしたその効果は?』

・要約タイトル

このタイトルは名前の通り、いかにユーザーにとって必要な情報が分かりやすく記事に盛り込まれているかを伝えるためのものです。このタイトルのポイントは「タイトルを文章にする」ということです。ちゃんと主語と述語で構成されている必要があります。

SEOタイトルとは異なり、よりユーザーの視点に立ったものです。特定の商品などを購入したユーザーが、サポートを求めて検索する場合も多くなります。したがってここでは「検索される数」よりも、ピンポイントでユーザーが目的とする情報にたどり着けるようなタイトルである必要があります。

タイトル例
『iPhoneの自動回転が機能しない場合の確認方法』

 

 ユーザーがあなたの記事にたどり着くまでのフローを知る

 

せっかく時間をかけて記事を書いても、ユーザーがあなたの書いたものを見つけてくれなければ、どんなに素晴らしい情報も価値がなくなってしまいます。ここではユーザーが特定のキーワードで検索をしてから、あなたの記事にたどり着くまでに越えなくてはいけない3つのハードルをフローで確認してみましょう。

 

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▲ここでクリックしたくなる内容、表示を考えることがファーストステップ

検索窓に「WEBライター リライト」と打ち込むとまず目に入るのが「記事タイトル」です。このタイトルの中からユーザーは「自分が求めている情報」が入っている記事を探します。

(1)(2)は記事タイトルですが(1)は文字数オーバーで見切れています。「タイトル」がすべて表示されていなければ内容が分かりませんので、(1)の記事がクリックされる率は低くなります。

次にユーザーが見るのは(3)の部分です。これは「ディスクリプション」とよばれ、記事の大まかな概要が書かれる部分です。ここでも文字数の制限がありますので、見切れてしまうと内容が分かりづらくなってしまいます

タイトルに数字を使うメリットとデメリット

 

ユーザーは「具体性のある」タイトルであればついクリックしたくなってしまいます。そのため「記事タイトルに数字を入れる」という手法は、WEBライティングでは効果的だと言われています。数字が入ることでイメージしやすく、説得力を感じてしまうからです。

特に物販関係のサイトでは「数字のマジック」は今でも有効的です。例えば具体的な例をあげてみましょう。

1.「たった2カ月で5キロ減量できるサプリは○○だけ!」

2.「毎日3分聞くだけであなたの英会話能力が見違えるレベルに」

3.「あなたが女性に好感度をもたれるための5つの方法」

このように記事タイトルの中に数字が入っているだけで、ユーザーは具体的に自分がどうなるのかをイメージすることができます。結果としてクリックされやすくSEO的にもPVも集めやすい便利な方法でもあります。

♦使い過ぎると逆効果になってしまう最近の記事の傾向

このような方法も、ここ1年で大きな変化を見せようとしています。物販ではない一般の大手サイトで、一時期ほとんどの記事タイトルに数字が使われていたことがあります。同じようなタイトルばかりがずらりと並んでしまうと、どの記事も同じように見えてしまいます。特に恋愛関係のサイトなどでは、逆効果にしかならない場合が多くなってしまいます。

1.「あなたが彼女に振り向いてもらえない5つの理由」

2.「女性に好感度をもってもらう3つのフレーズ」

3.「10分で女性と打ち解ける簡単テクニック」

さすがにこれだけ同じようなテイストの記事が並んでいると、だれも読みたいと思わなくなってしまうでしょう。タイトルに数字を使うことは決して悪い方法ではありませんが、使い過ぎには注意が必要です。

タイトル作りの基本「ターゲットが検索する」言葉を推測する

 

では「タイトルに求められるもの」とは何かを考えてみましょう。そのためにはユーザーが「何を求めて」検索しているのかということを常に軸にして考える必要があります。だからこそ記事タイトルを見ただけで

  • 「自分の求めている情報がここにある」
  • 「必ず役に立つ内容のものだ」

この2点をきちんと伝える必要があります。ただそのためにはタイトルが、しっかりと内容がイメージできて、どんなターゲットに対して書かれたものか分からなければ意味がありません。

さらにここで必要になってくるのがSEOも意識したタイトルでなくてはならないということです。

そのためのテクニックとして、ユーザーが求めている情報を探す際に、検索窓に入れるであろう言葉に結びつく、「ビッグワード」を入れておくようにしましょう。例えばハワイのマウイ島であるお土産を探しているユーザーと、ニューヨークの 5番街で特定のお店を検索しようとしているユーザーがいるとしましょう。

例えばどちらの場合でも共通して使えるビッグワードは「海外」です。このようにまず引いた視点から、「大きなくくり」でのキーワードを常に意識するようにすればあなたの記事が読まれる確率は間違いなく高くなります。

SEO目的とユーザーマインドを満たすタイトルの作り方

 

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WEB上にはそれこそ無数といっていいくらいの情報が氾濫しています。ユーザーが特定の意図をもって検索をした時に、できるだけ上位に表示されていなければ、あなたの書いた記事は読まれることなく終わってしまいます。

一般的にSEOだけを目的としたタイトル作りでは、つい不自然な言葉になってしまったり「伝わりにくい」タイトルになってしまいます。しかし現在のWEBライティングで求められるものはこの二つの条件をクリアするタイトルです。

そのためにライターは、まずどこを「出発点」としてタイトル組み立てればいいかを考えなければなりません。着地点ではなく出発点からの発想にその答えがあります。

ユーザーが検索をする際に使うと考えられる言葉をしっかりとタイトルに入れる

ということです。
ネット上のライティングに関する記事を読んでいると「ユーザー視点」という言葉がよく使われています。記事を書くライターからすれば愕然とその意味は理解していても、それをどのように反映させればいいのか、と悩んでしまいます。

これまでライティングでは結論部分ともいえる「着地点」ばかりが注目されていましたが、タイトルの持つ重要性を理解すればユーザー視点に立つ「出発点」(タイトル)がそれ以上に大切だということがわかるでしょう。